（塩　その１５）

○　「麺打ち屋　鶏ガラしおラーメン」（明星）

　モチモチとした食感でお馴染みとなっている明星のノンフライ麺。その麺を使ったうえに鶏ガラを活かしたカップ麺が登場しました。

　見た目のシンプルさから味で勝負しているというのが伝わってきます。鶏ガラと塩というシンプルイズベストの組み合わせを楽しめればと思いお湯を注ぎました。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、あとのせかやくをかけたら完成。鶏ガラと長ネギの混ざったとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。鶏ガラと野菜のエキスが混ざっているような味わいのするスープは塩加減もちょうど良くて飲みやすいといった感じです。

　具は挽肉、タマゴ、ゴマ、唐辛子、タマネギ、長ネギの６種類。見た目以上にバラエティなラインナップで、スープや麺とよく合っていますね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。モチモチとした食感のある麺はスッキリとしたスープにピッタリといった味わいとなっていてかなり美味しくいただけます。

　見た目以上にしっかりとしたスープとモチモチとした麺の組み合わせがとても良い感じの一品。味もさることながら低カロリーなところも魅力的です。

○　「ご当地最前線　新函館しおラーメン」（エースコック）

　ご当地ラーメンを再現することでお馴染みとなりつつあるご当地最前線。札幌、博多と続いて函館の塩ラーメンの登場です。

　豚骨と鶏がらをじっくり炊き出し、魚介の風味を加えた濃厚な旨みの背脂塩ラーメンといったことがカップに書いてありました。函館ラーメンの新定番を楽しめそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。液体スープの袋がカップの中で粉末スープにまみれているのがちょっと気になります。

　早速、スープを一口いただきます。背脂の風味がなんとも良い感じのスープはどちらかといえばハッキリとした塩味でとても美味しくいただくことができます。

　具は豚肉、麩、メンマ、長ネギの４種類。特に麩が珍しい存在となっているのですが、この麩がスープをよく吸ってくれるのでとても良い味わいとなっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。どちらかといえば柔らかめとなっていますが、そこそこ芯の方がしっかりとしているので最後まで美味しくいただけますね。

　塩味なのに深みがあるようなスープがとても魅力的な一品。背脂のこくの深さと塩味のサッパリ感を同時に味わえる数少ないカップ麺の一つです。

○　「ズームイン！！ＳＵＰＥＲ　汐留らーめん　汐留進麺」（日清）

　日本テレビの朝の番組としてお馴染みのズームイン！！ＳＵＰＥＲ。放送開始３０周年企画として汐留らーめんの汐留進麺がカップ麺として登場しました。

　２種類のカップ麺が登場したのですが、今回は鶏と豚をベースに特製香味油で仕上げた香味白湯ラーメンということです。どのような味わいなのかとても楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製香味油を入れてよくかき混ぜれば完成。鶏の出汁と豚の出汁の良いところがしっかりと混ざっているような香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に濃厚な動物系と野菜のエキスが拡がってくるのに加えてピリリとした辛さも楽しめるので良い感じです。

　具は牛肉、チンゲンサイ、ジャガイモ、ニンジン、長ネギの５種類。特にシャキシャキ感タップリのジャガイモが良いですね。他では味わえない美味しさです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。ツルツルとした舌触りに加えてモチモチとした食感があり、濃厚なスープがしっかりと絡まってくれるといった感じです。

　味わい深いスープとめったに出会えることのない具のラインナップがとても印象的な一品。汐留ラーメンの存在感の大きさを感じ取れる一杯です。

○　「サッポロ一番　塩らーめん　切り胡麻つき」（サンヨー食品）

　インスタントラーメンといえばサッポロ一番といっても過言ではないくらいのロングセラー。そのサッポロ一番塩らーめんに切り胡麻がついて再登場しました。

　ゴマの風味と一番合うスープはやはり塩の効いたスープなのかなと思います。しかも風味がさらに良い切り胡麻ということで良い感じに仕上がっていそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて切り胡麻を入れてよくかき混ぜれば完成。チキンエキスとゴマの混ざった香りがなんとも食欲をそそります。

　まずはスープを一口いただきます。動物系や野菜系、そしてコンソメスープも混ざっているのかといった感じの味わいで塩の味付けもしっかりとしています。

　具はカニかま、キャベツ、タマゴ、コーン、ゴマ、長ネギの６種類。彩りの良さに加えてカニかまの風味やキャベツやコーンの甘さを楽しめるといった感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。柔らかめの麺となっていますが、スープとゴマの風味がしっかりと絡まっているといった味わいを楽しむことが出来ます。

　切り胡麻が入ったことによりワンランク上の味を楽しめるといったような一品。ロングセラーということに満足することなく美味しさを追求する姿勢が素晴らしいです。

○　「凄麺　きゃべ塩　鶏だし塩らーめん」（ヤマダイ）

　本格的なスープや具と麺でお馴染みとなっている凄麺シリーズ。そのシリーズから「きゃべ塩　鶏だし塩らーめん」の登場です。

　大きめキャベツと旨味とコクの白湯スープといったことが蓋に書いてあります。シャキシャキとして甘いキャベツと白湯スープのハーモニーを楽しめそうですね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープと小袋スパイスを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏だしのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に鶏だしと野菜エキスの風味が広がってくるといった感じで黒胡椒と生姜のピリッとした感じも楽しめます。

　具はキャベツ、ニンジン、長ネギの３種類。なんといっても大きめのキャベツのシャキシャキ感が良いのとサラダを食べるように思いっきり食べれるのが嬉しいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。ツルツルとした舌触りでしっかりとしたコシのある麺は生麺に負けないような感じとなっておりスープとの相性もバッチリです。

　鶏だしの効いた辛めのスープと食感がとても良く甘いキャベツの組み合わせがなんとも素晴らしい一品。体の芯からポカポカ温まってくる美味しさとなっています。

○　「匠　香味　だし塩」（マルちゃん）

　普通のカップ麺よりもワンランク上の雰囲気を漂わせていることでお馴染みとなっている匠から香味だし塩の登場です。

　ダシの旨味に香味油の香り広がる、すっきりとしながらも味わい深い塩味スープ。といったことが蓋に書いてありました。広がる香りと深い味わいとはどんな感じなのか。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材とあとのせかやくを載せたら完成。鶏だしのとても良い香りがしっかりと漂ってきました。

　まずはスープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に脂っこさを感じるものの直ぐに後を引くことのない鶏だしの美味しさを味わえるといった感じです。

　具は焼豚、メンマ、ゴマ、唐辛子、長ネギの５種類。特に焼豚はレトルト具材となっており、厚さもしっかりあるとともにとてもジューシーな味わいです。

　麺は生麺に近いような味わいを楽しめるといった感じで、少し細めになっているのとちぢれていることがスープをよく絡ませることになっているのかなと思います。

　鼻で楽める風味の良さに加えて舌で楽しめる味わい深さがなんともいえない一品。格調高い味わいはまさにワンランク上の味わいといっていいでしょう。

○　「でかまる　ネギ塩　辛味ラーメン」（マルちゃん）

　うまい大盛！でお腹を満足させてくれるとともに美味しさをしっかりと表現してくれることでお馴染みのでかまるからネギ塩辛味ラーメンの登場です。

　香辛料とラー油の辛味が利いた濃い系塩ラーメン！といったことが蓋に書いてありました。刺激的な塩ラーメンの味わいを楽しむことが出来そうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ほんのりと香辛料とラー油の混ざった香りが漂ってくるといった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。チキンとポークのエキスを味わうことができるスープはピリリと辛い感じでしっかりと塩味を楽しむことが出来ます。

　具は挽肉、ゴマ、長ネギの３種類。ほぼトッピング的な感じとなっているのでしっかりと味わえませんが麺やスープのしっかりとしたアクセントになっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。意外とコシがしっかりとしているのでモチモチとした食感を楽しむことができ、スープとの相性もなかなかのものです。

　パンチのある塩味とキレのある辛さのスープは暑い夏にピッタリといった一品。ボリューム的にも満足するものになっているので夏バテ対策に食べたい一杯です。

○　「十勝新津特製　函館らーめん　しお味」（十勝新津製麺）

　函館といえば塩ラーメン。そのラーメンを北海道産小麦１００パーセント使って、さらに地元のメーカーがカップ麺として登場させました。

　あっさりとしていてコクのある魚介のダシがきいた特製スープ。といったことが蓋にかいてありましたが、麺とともにスープも本格的な雰囲気を感じさせますね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材を載せたら完成。蓋に書いてあったとおり魚介のとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂分としっかりと効いている出汁、そして絶妙な塩加減のスープはまさにメチャウマといった感じです。

　具はチャーシュー、コーン、ニンジン、長ネギの４種類。コーンとニンジンの彩りの良さに加えてレトルトのチャーシューはジューシーな味わいとなっています。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、その食感と味わいは限りなく生麺に近いものとなっており、スープともよく絡むのでとても美味しくいただけます。

　風味と味わい豊かなスープと本格的な麺に具材で見事に函館らーめんを再現した一品。旅費をかけなくても本物の味を楽しむことができるといって過言ではありません。

○　「ＧｏｏＴａ　紅叉焼　横浜タンメン」（日清）

　横濱開港１５０周年のタイアップ商品ということなのでしょうか。あまりにも奥が深いタイアップですが、ＧｏｏＴａを選んだというのがセンス良いですね。

　横浜のタンメンは幅広麺とガーリック香るコクと旨みがあと引くスープが特徴です。といったことが蓋に書いてありましたが、塩味の旨味というのを楽しみたいです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて調味オイルを入れてよくかき混ぜれば完成。これがタンメンの香り！といった感じの香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。ガーリックの風味と野菜の甘さが絶妙に合わさっており、塩加減もちょうど良いといった感じでかなり美味しいスープです。

　具はチャーシュー、キャベツ、ニラ、ニンジン、ハクサイ、キクラゲ、モヤシ、長ネギの８種類。大きなチャーシューも良いのですが、焦げたネギの風味も良いですね。

　麺は幅広のちぢれ麺となっており、ツルツルとした舌触りでモチモチとした食感を楽しむことが出来るとともにスープとよく絡むのでさらに美味しくいただけます。

　タレが染みこんでいてとてもジューシーで肉厚なチャーシューと味わい深いスープが心に残るような一品。まさに豪華なタンメンを手軽にいただける一杯です。

○　「シーフードヌードル　ライト」（日清）

　カップ麺のパイオニアであるカップヌードルシリーズのシーフードヌードルがカロリーをセーブして再登場。その名も「シーフードヌードル　ライト」です。

　カロリーを抑えるためにはノンフライ麺を採用するパターンが多いのですが、このライトはそういうパターンではありません。どうやら量を減らしたような感じです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。元祖より少し水っぽいような感じがしますが、香りは間違いなくシーフードヌードルとなっています。

　まずはスープを一口いただきます。海鮮の出汁がしっかりと効いているスープは口当たりがスッキリとしているのに加えて塩加減もちょうど良いですね。

　具はイカ、カニかま、キャベツ、タマゴ、長ネギの５種類。特にイカとカニかまがシーフードらしさを演出しているとともにタマゴのフワフワ感もかなり良いです。

　麺はスナック麺タイプとなっているのですが中味が普通と違います。小麦粉だけではなく食物繊維が入っており、カロリーダウンの一役を担っています。

　味の路線をしっかりと受け継いでカロリーだけを見事に落とした一品。ダイエットだけではなく夜食の一杯としても最適なものとなっています。

（塩 その１５）

（塩　その１５）